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歴史の不思議

 三国志の不思議 人肉を食べた劉備


ゲームや映画で有名な「三国志」。
その中で「蜀」の総大将である「劉備」は、 国民から愛され、彼の人徳がゆえに集まった有能な武将たちに囲まれていました。当然最近のゲームや映画の中でも劉備は「いい人」のイメージを持ちます。

本物の三国志の書物の中には、今の私たちでは考えられない、とても残酷な話があります。

<肉料理>

戦に負け、敵将である曹操のもとへ落ちのびる道中、劉備は猟師である劉案という人物の家にかくまってもらいます。
劉案は疲れた劉備たちをもてなそうと、夕食に肉料理を準備しました。
劉備はその肉料理をとても美味に思い「何の肉ですか?」と訪ねたところ、劉案は「オオカミの肉です」と答えました。
翌朝になり、劉備は台所で劉案の妻の死体を発見します。死体の一部の肉が削ぎ取られていたため、昨日の肉料理が劉案の妻のものだったことに気づきます。

<劉備の反応>

ここで劉備がゾッとしたり、怒ったり、逃げたりなどの反応を示せば、物語の中のホラー話でしたが…
意外な反応を示すんです。

なんと劉備は、妻を殺してまでもてなしてくれた劉案に感謝するのです。さらに感謝の意をこめて、劉案の息子を養子にします。
後に、この話を聞いた曹操もたいそう感動し、劉案に金を送ります。

 

現代の私たちの感覚では考えられませんが、中国では古くから食人の文化があったそうです。

<当時の中国の食文化>

唐代(8〜10世紀ごろ)までの記録には、かなりの頻度で人肉が食されていたという記述が残されているものがあります。 普通の市場でも売られていたほどに普通のことだったとか…。
「三国志」以外にも「史記」の春秋時代(紀元前7世紀ごろ)の覇者、斉の桓公が、料理人の易牙に勧められて、易牙の息子を食べるという話もあります。

 

 

 

参考文献:コアマガジン「もっとも不思議な世界史ミステリー」より

 
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