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歴史の不思議

「アマゾネス伝説」

 

あの有名なゲーム「聖剣伝説」や、日本が誇る漫画「ワンピース」などにでてくる『アマゾネス』をご存知でしょうか?
その中で『アマゾネス』は強い女性というイメージをもちます。

<伝説>

これらの作品に出てくる『アマゾネス』とは、実際にギリシア神話に登場します。伝説上でアマゾネスとは、女王の指揮下に、ほぼ女性のみで構成され、狩猟や戦を得意とし、ギリシア神話中多くの戦闘に参加してます。
狩猟の女神アルテミスを信仰し、武器には弓と槍のほか、三日月形の盾、斧も用い、騎馬にも秀でていました。女性ばかりなので、部族内で子供をつくることができず、部族を増やす必要に迫られると、近くの部族に出かけて行って、適当な男と交わります。
そして、生まれた子供が男なら、川に投げ込んで殺すか、障害を負わせて奴隷とするか、父親のもとに返しました。女の子であれば、種族の後継者として大事に育てましたが、年頃になる前に、弓などの武器を使う時に邪魔となる右の乳房を切り落とすなど、かなり過激なことも行いました。
強いということが彼女らの誇りだからです。
絵画では、古くはスキタイ人風のレオタードのような民族衣装を着た異国人として描かれ、後代にはドーリア人風の片袖の無いキトンを着た姿で描かれてます。

しかしそれは神話や伝説だけではなく、実際にモデルとなった民族が存在したのです。

<存在の裏付け>

近年、考古学的発掘により、当時、アマゾン海と呼ばれていた黒海沿岸には、女戦士が多数存在していたことが明らかになっています。
この地域で発見された墓から、剣や弓などが副葬された女性の骨が多く出土されました。
彼女らの坐骨の形状は、常に馬に乗っていたことを裏付けています。
彼女たちの発見情報は最後の方に記載しました。

<神話:ヘラクレスとテーセウスの冒険>

ディズニー映画などで知られているヘラクレスの神話です。ギリシアのヘラクレスは父ゼウスの浮気の罪を償うために、十二の仕事の一つとして、アマゾネス女人族の女王ヒッポリュテーの持つ、アレースの帯を取りに行くことになります。ヘラクレスは、アマゾネスの女王ヒッポリュテーに交渉します。
強靭な肉体のヘラクレス達をみた女王は、彼らにほれ込んで、自分たちとの間に丈夫な子をつくる事を条件に、帯を渡すことを約束しました。
しかし女神ヘーラーがアマゾネスに悪戯をします。
ヘーラーはアマゾネスの一人になりすまし、ヘラクレスたちは女王をさらおうとしていると嘘をつきます。
勘違いしたアマゾネスたちはヘラクレスたちを攻撃し、戦いとなります。
ヘラクレスは女王に謀られたと思いこみ、弁明する彼女を殺して帯を奪い去ってしまいます。
後にそれが誤解であったことに気づき、後悔するが、すでにアマゾネス達の怒りは押さえれないほどになっておりました。
この後、ギリシアのアテーナイの王テーセウスは、ヘラクレスと共にアマゾネスの国に攻め入り、女王の妹を奪い去り、結婚して自分との間にヒッポリュトスを生ませます。
怒りが頂点に達したアマゾネスたちは、テーセウスの治める国アテーナイに攻め込みますが、敗れてしまいます。
こうして古くからアマゾネス達はギリシアに対して恨みがあったのです。

<神話:トロイア戦争>

紀元前12世紀のトロイ戦争はご存知でしょうか?
アキレス腱の由来にもなっている、あの有名なアキレスがでてくるこの戦争は神話上によるものです。
当時ギリシア側とトロイアは友好関係を保ってきましたが、ギリシア側の王の妻であるヘレネーという美女に、トロイ側の王子が一目で恋に落ちてしまい、ヘレネー自身も王子に恋をしてしまいます。
こうして王子はヘレネーをトロイに連れ去ってしまいました。
その事実に気づいたギリシア側の王は怒りに震え、友好関係は崩れ、戦争が始まったのです。
この時アキレスは、ギリシア側の英雄として最前線でトロイと戦うことになりました。
一報アマゾネス達は古くからギリシア側に恨みが有ったため、トロイ側に参戦しました。
当時アマゾネスの女王であったペンテシレイアは誇り高く、美しい女性あったといわれております。
彼女らはペンテシレイアに率いられ勇敢に戦いました。
その戦いぶりを耳にしたアキレスは自らペンテシレイアの討伐にむかいます。
戦場で出逢った二人はお互いのただならぬオーラを感じます。
しばらくの沈黙後、ペンテシレイアからアキレスに立ち向かいます。
この時アキレスは、鎧を身につけ、勇敢に戦ってるペンテシレイアが女性だと気づいてません。
凄まじい戦いの末、ペンテシレイアは致命傷を負いました。
アキレスがトドメをさすその瞬間にさえ、彼女は声ひとつも漏らさず散ってゆきました。
アキレスは勇敢に戦った相手の顔を見ようと、ペンテシレイアの鎧兜をとり、死に際の彼女の美しさを見て恋に落ちてしまいます。
アキレスは彼女を殺したことを嘆き、敵にも関わらず、厚く葬ったといわれております。

最後の部分は他の説もあり、アキレスは、彼女がその後、生き返って復讐することを防ぐために、彼女の死体を犯したという説もあります。

追記:
ヘラクレスの話の時にでてきた「ヘーラ−」は、この戦いもギリシア側についてアマゾネス達の敵であったといわれている。

<発見情報>

アマゾネスは珍しい伝説として人々を魅了しつづけましが、伝説が現実になるときがやってきました。
16世紀頃、スペイン人による遠征で、謎の女戦士の集団と遭遇したという記録が残されているのです。

 

1533年のインカ帝国では、香辛料やシナモンなどが珍重されており、高値で取引されておりました。
その価値は黄金と同じとされ、探索団によって世界中から集められ、当時定刻を征服していたフランシスコ・ピサロも、その探索団を派遣した一人でした。


フランシスコ・ピサロは、その弟ゴンサーロ・ピサロにアンデス山脈北東部を探険する命令を出します。
ここにシナモンの原野があるという情報をもとに、大規模な探検隊が組織されました。
探検団の規模はスペイン兵340人。猛犬2千匹。荷物運びの原住民4千人。リャマや豚など4千匹。
先頭には案内役のインディオたちを連れた、莫大な費用をかけたものでした。
その人数でのアンデス山脈の山越えは、突風や豪雨や大雪のため、大変困難を極めます。
不慮の事故が多いだけでなく、インディオの襲撃があったため多くのスペイン兵が戦いで死に、原住民はどんどん脱走していきます。


70日後、やっとの思いでシナモンが原生すると思われた場所に到着。
しかし、ただの荒れ果てた荒野が延々と連なっているだけで、シナモンなどどこにもなかったのです。
怒ったゴンサーロ・ピサロによって、案内役のインディオは全員、猛犬に噛み殺されてしまいます。


食料用の家畜もほとんど残っていなかったため、探索団は残った人間で食べ物を探しにいくことになります。
小さな川に出た彼らは、川の下流へ偵察隊を出そうということになります。
川でカヌーを発見した探索団は持ち主であるインディオたちを攻撃します。
数人のインディオを案内役として生かし、約60名の部下が食料を調達するために出かけていきました。


ところが、川の流れが異常に早かったため、1日150キロというものすごいスピードで下ってしまったために、本隊に戻ることは出来なかったのです。
やがて川岸には次々と見たこともない村々が姿をあらわし始め、村落の多くが攻撃的だったため、船から武器を使って戦ったりしました。


そうして余力の残っていない一行は、大きめの村にたどり着きます。
案内役のインディオが、自分たちはアマゾネスの僕であり、ここはアマゾネスの町だといいます。
やがて村から裸同然の女性があらわれました。
彼女は探索団をみるや村に戻り、仲間を連れて攻撃してきたのです。
総数12人ほどの女たちが先頭に立って戦いを指揮し、 一人一人がとても強く、彼女らの一人がまるで男10人分に相当するほどだったと語っている。
彼女らに率いられていたインディオたちもかなりの強さだったらしい。
女性と思えぬほどの凄まじい攻撃から、銃や剣などで必死に防戦することしかできず、やっとの思いで逃げることができ、この出来事を世に伝えたのである。

<その後の伝説>

この女戦士の集団が、歴史家が語り伝えるアマゾネスだと信じる者や、信じない者でわかれましたが、事実であれば、彼女らの領地内に、目を見張るほどの大量の黄金と財宝が隠されているはずという噂がたちます。
何人かの人間が、財宝を求めて新大陸に乗り込んで行きますが、過酷な冒険のすえには、ジャングルならではの毒虫、蛇、ワニ、食人族、熱病などが待ち受けていました 。
その後、発見情報はないままに今に至ります。

探索団の発見はただの狂言だったのか、はたまた事実だったのか…。

 

 

 

 

参考>>「古代の不思議」より
参考>>出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

 

 
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